動画で分かるお墓の地震対策 FMラジオ映像版【まるごとえいじのコーナー】より
本編
記憶に新しい2011年の大地震。建物はもちろん、お墓もかなりのダメージを受けました。

私どもが暮らす香川県でも南海トラフ地震が想定されており、30年以内に確率60%~70%、規模も東日本に匹敵するM8~9クラスと言われています。
これからのお墓作りを考えるにあたり、地震対策は避けて通れないものです。
以下は、弊社で使用させていただいている地震対策アイテムです。
L型ステンレス金具
芝石(四つ組石)は4つの部材を組み合わせてますので、地震で形が崩れる可能性があります。弊社では内側4隅にステンレス製の金具を取り付け、基礎となる芝石をしっかり固定します。
ステンレス芯棒加工
ステンレス製の芯棒を上下の石に差し込み、接着する方法です。免震材「絆」との併用では、揺れ幅が必要ですので、片方は接着せず、差し込むだけになります。
墓石免震材「絆」
耐震コーキング材、竿石と台石をつなぐ芯棒施工なども十分な対策になりますが、複合対策として地震の揺れ自体を吸収する免震材の使用も選択肢に加えております。
素材は、耐熱・耐寒・耐水に優れたシリコンを使用しています。
「絆」の免震実験映像はこちら
墓石倒壊防止装置「エアダンパー」
外筒の内側には真鍮製の内筒があり、さらにその内側には特殊ステンレスワイヤーが組み込まれています。
縦揺れに関しては、外筒と内筒のわずかな隙間が真空状態となって振動を吸収、横揺れに対しては、特殊ステンレスワイヤーが振動を吸収して墓石の倒壊を防ぎます。
「エアダンパー」の説明動画はこちら
各対策の組み合わせ例
地震のエネルギーは想像もできない莫大なものであり、どのような対策をとったとしても完璧とは言えません。しかし、今できることは最大限やっておくべきと考えます。
なお、芯棒加工、免震材「絆」、エアダンパーはオプション料金とさせていただいております。
墓石の大きさ・形状などによって変わりますので、お見積りの際にご提案させていただきます。