お彼岸のお墓参り

毎月出演しているFMラジオにて、春のお彼岸でのお墓参りやお墓のお掃除について語っています。

収録内容

彼岸とは、春分(秋分)の日を中日とし、その前後3日間で全7日間(春は3月18~24日)。仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を彼岸といい、その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)といいます。

そして、彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになりました。
仏教界でも800年ごろには彼岸会というのも行われ始めましたが、これらの風習があるのは仏教国でも日本だけです。

お墓参りの際にはお花・ローソク・線香・水・(掃除道具)を持っていきます。
お供えを持っていく人もいますが、動物が荒らすので供養が終わったら持ち帰りましょう。また古いお花のガラなども、専用のゴミ箱に捨てるか持ち帰るようにしましょう。

鳥のフンなどが墓石にこびりついている場合は、スクレーパーというへら状の刃に柄がついた道具だときれいに取れます。あとは水を含ませたタオルかスポンジで拭き取ればOK。

雑草の草抜きもこの時期にしておくと、お盆の時に楽です。
雑草がひどい場合には、防草土や砂利などを敷くのもいいと思います。

お墓参りの時に、石がグラついていたり傾いている場合は、すぐに墓石店に相談して下さい。軽い地震や身体が当たるなどの衝撃で倒れる危険があります。

納骨は基本的には水鉢を全面に倒して入れますが、石は重いので墓石店にお願いしたほうが安全です。雨天時や、納骨室内がいっぱいなど当日トラブルもありますので、お墓の文字彫りを依頼した石材業者などにお願いしましょう。

 

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