納骨について

【参考動画「納骨の方法」】

 

お墓の中にお骨を入れることを納骨といいますが、どのような状態で入れていますでしょうか?

地域によって微妙に違うのですが、ほとんどは骨壷のまま納めていると思います。

通常、納骨日まで骨壷は木箱や紙箱に入れられて周りを白布で包まれています。納骨時は、それらから取り出して、陶器製の骨壷のみ入れるわけです。

 

しかし、納骨室(カロート)内に入る骨壷の数は限られてますので、いっぱいになれば、古いものからさらし袋に入れて再納骨してあげます。さらし袋は、水分は通すので、中のお骨は水に溶けて土に浸みこみます。やがて袋も朽ちてお骨が底に散乱し、さらに土に還りやすくなります。
*関西の小さなお墓では、最初からさらし袋で納骨する場合もあります。

 

納骨室のタイプによっては、さらし袋に入れずにお骨をそのまま納骨室内にばら撒くやり方もあります。

関西では火葬の後、骨の一部を持ち帰るのですが、関東や中国地方などでは、総骨といって全てを大きな骨壷で渡されます。しかも東京圏では納骨室内が狭いため、さらし袋にも入れられず、古いお骨は底部にばら撒くケースが多いようです。

最近は、お寺の納骨堂で永代供養という方もおられますが、できれば土に還してあげたほうが、再生という意味でも良いかもしれませんね。

 

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