納骨について

【参考動画「納骨の方法」】

 

お墓の中にお骨を入れることを納骨といいますが、どのような状態で入れていますでしょうか?

地域によって微妙に違うのですが、ほとんどは骨壷のまま納めていると思います。

通常、納骨日まで骨壷は木箱や紙箱に入れられて周りを白布で包まれています。納骨時は、それらから取り出して、陶器製の骨壷のみ入れるわけです。

 

しかし、納骨室(カロート)内に入る骨壷の数は限られてますので、いっぱいになれば、古いものからさらし袋に入れて再納骨してあげます。さらし袋は、水分は通すので、中のお骨は水に溶けて土に浸みこみます。やがて袋も朽ちてお骨が底に散乱し、さらに土に還りやすくなります。
*関西の小さなお墓では、最初からさらし袋で納骨する場合もあります。

 

納骨室のタイプによっては、さらし袋に入れずにお骨をそのまま納骨室内にばら撒くやり方もあります。

関西では火葬の後、骨の一部を持ち帰るのですが、関東や中国地方などでは、総骨といって全てを大きな骨壷で渡されます。しかも東京圏では納骨室内が狭いため、さらし袋にも入れられず、古いお骨は底部にばら撒くケースが多いようです。

最近は、お寺の納骨堂で永代供養という方もおられますが、できれば土に還してあげたほうが、再生という意味でも良いかもしれませんね。

 

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お彼岸のお墓参り

毎月出演しているFMラジオにて、春のお彼岸でのお墓参りやお墓のお掃除について語っています。

収録内容

彼岸とは、春分(秋分)の日を中日とし、その前後3日間で全7日間(春は3月18~24日)。仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を彼岸といい、その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)といいます。

そして、彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになりました。
仏教界でも800年ごろには彼岸会というのも行われ始めましたが、これらの風習があるのは仏教国でも日本だけです。

お墓参りの際にはお花・ローソク・線香・水・(掃除道具)を持っていきます。
お供えを持っていく人もいますが、動物が荒らすので供養が終わったら持ち帰りましょう。また古いお花のガラなども、専用のゴミ箱に捨てるか持ち帰るようにしましょう。

鳥のフンなどが墓石にこびりついている場合は、スクレーパーというへら状の刃に柄がついた道具だときれいに取れます。あとは水を含ませたタオルかスポンジで拭き取ればOK。

雑草の草抜きもこの時期にしておくと、お盆の時に楽です。
雑草がひどい場合には、防草土や砂利などを敷くのもいいと思います。

お墓参りの時に、石がグラついていたり傾いている場合は、すぐに墓石店に相談して下さい。軽い地震や身体が当たるなどの衝撃で倒れる危険があります。

納骨は基本的には水鉢を全面に倒して入れますが、石は重いので墓石店にお願いしたほうが安全です。雨天時や、納骨室内がいっぱいなど当日トラブルもありますので、お墓の文字彫りを依頼した石材業者などにお願いしましょう。

 

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墓地の境界について

不動産の場合は、境界というものが存在して、売買をするときは、それを明示しなければなりません。
墓地の場合はどうなのでしょう?

大きな意味では境界は存在します。
区画が分かれている霊園などでは、ピンやペンキなどで明らかにされていますし、基礎コンクリートなどがあれば、その中心が境界になります。
しかし、墓地は宅地などの所有権とは違い、永代使用権ですので登記ができません。そういう意味では、法的な境界というのは存在せず、墓地管理者の指示に従うということです。
通常、巻き石をする場合は、下側に敷くセメントが少しはみ出すことがありますので、隣地が建て易い様に数mmは控えておくのがマナーとなっています。公営墓地であれば、越境して巻き石をした場合、修復工事命令が出されるときもあります。

墓地境界
公営墓地の境界杭と境界プレート
さて、では昔からある村墓地などはどうなのでしょうか?

このようなところは、墓地管理者を自治体の町が兼ねている場合が多く、細かい管理はされていないところが多くあります。ひどいところでは建てたもの勝ち状態となり、従来通路として使用されていたところに建立し、以前からある奥のお墓参りや追加工事が困難になっているケースがあります。このような工事を平気でする悪質な石材店には呆れ返りますが、工事を依頼されるお施主様、管理者の方も責任を常識と責任を持っていただきたいと思います。

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